火力を出す最もシンプルな方法。それは高倍率のエフェクトをピュアブリードで伸ばすこと。
最近のエフェクトでも《ストライクモード》や《フェイタルヒット》など見どころがあるものが多く出ているが、せっかくならもっと尖ったやつを掘り下げてみる。
《神獣撃》
120%エフェクトに勝るとも劣らない[LV+2]D10という驚異の倍率を誇るキュマイラのエフェクト。《完全獣化》の効果中であることが条件であるため、攻撃方法にいくらかの条件が付く。
- 《完全獣化》でマイナーアクションを使用する。⇒移動エフェクトが必要。
- 素手以外の武器を使用できない。⇒素手変更エフェクトが必要。
- 80%エフェクトなので、それ未満でミドル戦闘を行う場合別途起点となるエフェクトが必要。
前提条件がある代わりに本体は侵蝕値2と軽く、両方使うと合計8。《完全獣化》も係数が良好であることを考えると、毎ターン両方使ってもコスパは悪くない部類だろう。とりあえずたたき台としてこれらを全部実直に搭載してみた。
試作初号機
- キュマイラ/キュマイラ 6-0-0-2
- 【精神】ワークス 6-0-1-2
- 【感覚】に10点 6-1-1-2
- LV1 《完全獣化》
- LV1 《一角鬼》
- LV1 《ハンティングスタイル》
- LV1 《獣の力》
- LV2 《コンセントレイト:キュマイラ》
- LV5 《神獣撃》
- 計125点 Dロイス枠自由
- 100%時点で攻撃の判定ダイス13dx7、攻撃力11+8d10
あれ?しっかり130点に収まってしまった。しかもしっかり強い。ほぼサンプルキャラの「不確定な切り札」なんだが……《破壊の爪》でなく《一角鬼》なのは【行動値】が3しかなく、8mしか戦闘移動できないため。R1R2だけで作れるあたりキュマイラの完成度の高さを改めて感じる。
改善の余地としては以下のとおり。難点というほどのものでもないが。
- 《ハンティングスタイル》のレベルが1なので、ミドル戦闘の場合敵に逃げられると2度目の攻撃に移れない。
- 《獣の力》がいまひとつ。
うち《獣の力》に関しては、(やはりシーンLV回だが)《増腕》に差し替えるとなんとなく役割ありそうでいい感じになる。
ブレインストーミング
- 実際のところピュアキュマイラだとこれ以上エフェクト枠を工夫することは難しいので、ある程度割り切った運用が必要になる。
- ミドルはダイスの数でまかなうから《獣の力》はなくてもいいとか、素手も変えなくていいやとか。
- と言いつつ、実は《飛礫》という「素手変更」「射程変更」「起点」を全て解決できる最強エフェクトがある。しかもキュマイラ。至近に撃てないので万能とまではいかないが、これだけで40点近く浮かせられると考えるとなかなか感慨深いものがある。
- 浮いた経験点を何に使うかというのもなかなか難しい。《フルパワーアタック》をLV5で取るか、デモンズシードで《神獣撃》を伸ばすか……。トータルバランスで言うとなんだかんだで基本形が一番いいのだと思い知らされる。
- 火力で言うと《巨獣の爪牙》が非常によく噛み合う(このとき《飛礫》が使えるのかはよくわからない)。Dロイスでも申し子《セレリティ》で似たようなことができる。《神獣撃》による変身解除は「メインプロセス終了時」なので、単一のメインプロセスで2回行動する効果を使うと恩恵だけが倍になる。本体のコストの軽さも相俟って非常にお得。
まとめ
ロマンかなあと漠然と思ってたけど普通に実用性ありますね。レネゲイドウォーとかバッドシティとかまた違ったステージだと追加アイテムでいろいろ悪いことができそう。