目次

目次

レビュー:箱庭えくすぷろーらもあ(Steam版)

 トロコンしました。

store.steampowered.com

概要
自由度が高いドット絵のクォータービュー視点のアクションゲームです。
可愛い女の子のモンスターに殴られたり、ヒップアタックされたり、巻きつかれたり、ちゅっちゅ吸われたり、食べられたりします。
(Steamストアページより)

 この売り文句とスクリーンショットを見て心当たりのある人は買ってもいい、と思う。

 概要にあるとおりクォータービューで高品質なドット絵がぐりぐり動く。アクション操作で敵を倒してレベルを上げ、ドロップした金で武器や防具を揃えて戦っていく非常にオーソドックスなアクションRPG。ただしそのノリは独特。敵のほとんどがいわゆるモンスター娘で、アイテム管理やガイドをしてくれるNPCスクール水着を着た「すく水」なるキャラクター。作者の「RPGで普通はできないけどこういうことできたら面白いな」という想いが反映された結果実装された、村人の頭の上に乗ると嫌がられたり、後ろから接触して尻を触ったりできるシステム。その他、有名ゲームなんかのパロディ等々。
 アクション部分は元々フリーゲームだったということもあり非常にシンプル。移動、ジャンプ、攻撃、アイテムのみ。一点、マップ切り替えの判定が緩すぎるせいで戦っている間に別エリアに移動する事故が頻発するのがちょっと煩わしいくらい(慣れればどうということはない)。イージーモードでやったからさらっと行けたけどハードにすれば歯ごたえが出るのかな?
 グラフィックや音楽も申し分ない。「箱庭」のとおりマップが四角いテラリウムのように切り取られているのだが、ドット絵ながら雰囲気が出ていて引き込まれる。敵のドット絵もかわいい。

f:id:north-seeker:20210622223250p:plain
水中マップが特に好き

 性的な要素――恐るべきことに、ほぼ修正なしでNintendo Switchに移植されたらしい――については、せいぜいCERO-C程度のカジュアルなものであるが、特定の趣味に刺さるであろうことは想像に難くない。ただその、パロディ部分も含めてなんだけど、ノリがちょいレトロというか、コミックボンボン的というか。尻触ったときに「ぽよよーん」というテキストと尻のアップのグラフィックが出るのってギャグ感の方が強いというか。これは好みの問題かな。パロディは「砂の町トトリ」「南国ナワオキ」「炎の町シュウゾウ」とかそういうやつです。

f:id:north-seeker:20210622223337p:plain
『MOMODORA』とか『シャンティ』で見たアレの3Dアクション版

 ボリュームはあっさり目。初見、ほぼ攻略サイト確認せずに*110時間でトロコン。すごく面白い!ぜひやるべき!とかそういうやつではないが、総じてカジュアルに楽しめるいいゲームだったと思う。ハードなのが見たかったらそれはその手のゲームをDLsiteあたりで探してねってことでひとつ。
 ……ちなみに、プレイ後にpixivでファンアートを探したらほとんどなくて驚いたんだけどインディーゲームってこんなもんか。その筋の人にはウケそうなんだけどな。

*1:というかネットに攻略情報があまり転がっていない。

ポケマス:マツブサ&グラードン 評価

ステータス

レアリティ 5(6EX)
タイプ じめん
ロール 物理アタッカー
弱点 こおり
入手 マスターフェス

ざっくり評価

■長所

  • バフが自己完結している
  • マスターパッシブスキル「ホウエンの闘志」が強力
  • 晴れシナジーが強力
  • ステータスが高い
  • だんがいのつるぎ」の威力が高い
  • 実装時点でじめんタイプのアタッカーが少ないため、相対的に価値が高い
  • 今後ホウエンのバディーズが実装されるたびに価値が上がる

■短所

  • 防御/特防が低い
  • じめんタイプのバディーズが少ないため、チームスキルを発動しづらい
  • 特攻のバフが4段階で止まる、「ホウエンの闘志」の恩恵が受けられないなど「ソーラービーム」が割を食っている

わざ

わざ ゲージ 分類 タイプ 威力 命中 対象 タグ 効果
だんがいのつるぎ 4 物理 じめん 189-226 85 相手1体 - 追加効果なし
クリティカット+ - - - - - 自分 - 急所率↑2
ソーラービーム 2 特殊 くさ 125-150 100 相手1体 - 晴れ時待機なしで攻撃する
新たなる大地を! - - - - - 自分 - 攻撃/特攻↑2 防御/特防↓2 晴れ時攻撃/命中↑1、次回抜群威力上昇

 防御/特防ダウンのデメリットはあるが単体で攻撃6段階、特攻4段階、命中2段階、急所率3段階までカバーできて次回抜群威力上昇も付けられるのは非常に優秀。「だんがいのつるぎ」の威力も文句なしに高い。晴れシナジーのある「ソーラービーム」は「ホウエンの闘志」の恩恵がなく特攻も4段階までと割を食っている節があるが、バディストーンボードでやたらと強いパネルが割り振られておりそちらでバランスをとっているものと思われる。
 ちなみにNPCグラードンは「だいもんじ」を使ってきたのに実装されたらほのおわざがなくなってしまった。アオギリカイオーガとバランスをとるためなのだろうが……技枠3つだと強すぎたか?
 

バディーズわざ:人類のため進化するだんがいのつるぎ

  • 分類:物理
  • タイプ:じめん
  • 威力:250-300
  • 対象:相手1体
  • 効果:追加効果なし

 特になし。

パッシブスキル

分類 名称 効果
パッシブ ホウエンの闘志 味方のバディーズ全員の物理技の威力を20%あげる 味方のバディーズ全員の物理技で攻撃を受けたときのダメージを25%軽減する この効果は自分のチームにホウエンのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する(1組増えるごとに威力上昇+15% ダメージ軽減+3%)(最大で威力上昇50% ダメージ軽減31%)
パッシブ 初登場時晴れ化 初めて登場したときだけ天気をひざしがつよい状態にする
パッシブ 晴時ゲージ加速威力↑3 天気がひざしがつよい状態の場合はわざゲージが早くたまるようになる 天気がひざしがつよい状態の場合は技の威力をあげる
パッシブ 晴れ時間延長5 天気がひざしがつよい状態になったときひざしがつよい状態の時間を延長する
BSB(LV2) だんがいのつるぎ:わざ後わざゲージ↑3 技が成功したときにときたま自分のわざゲージを1増やす
BSB(LV3) 無傷時こらえる HPが満タンで登場した場合は自分をこらえる状態にする
BSB(LV3) 抜群時威力上昇1 効果抜群のときに技の威力をあげる
BSB クリティカット+:わざ後わざ回数回復2 技が成功したときにたまにその技の回数を1回復する
BSB(LV2) クリティカット+:技後急所率アップ1 技が成功したときに自分の急所率をあげる
BSB(LV2) 晴れ時妨害状態無効 天気がひざしがつよい状態の場合はひるみ状態やこんらん状態やバインド状態にならない
BSB(LV2) 晴れ時HP回復1 天気がひざしがつよい状態の場合は自分のHPをポケモンが行動するたびに回復する
BSB(LV3) 晴れ時Bわざ威力↑5 天気がひざしがつよい状態の場合はバディーズわざの威力をあげる
BSB(LV3) 初B技後晴れ化 初めてバディーズわざを使ったときだけ天気をひざしがつよい状態にする
BSB(LV2) ソーラービーム:急所時威力上昇1 相手の急所に当たるときだけ攻撃の威力があがる
BSB(LV2) ソーラービーム:わざ後わざゲージ↑3 技が成功したときにときたま自分のわざゲージを1増やす
BSB(LV3) ソーラービーム:攻撃時特防ダウン9 技での攻撃が成功したときに相手の特防をさげる
BSB(LV3) ソーラービーム:晴れ時威力上昇5 天気がひざしがつよい状態の場合は技の威力をあげる
BSB(LV2) 新たなる大地を!:わざ後わざ回数回復2 技が成功したときにたまにその技の回数を1回復する
BSB(LV3) 晴れ時わざ後BC加速1 天気がひざしがつよい状態の場合は技が成功したときまれに自分のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす
BSB(LV3) 晴れ時P技後次回威力抜群↑4 天気がひざしがつよい状態の場合はポケモンが技をつかったときにときどき自分を次回抜群威力上昇状態にする

 メインウェポンである「だんがいのつるぎ」の強化パネルがほとんどなく、代わりに「ソーラービーム」の非力さを補うパネルが充実している。二刀流型の悪いところが出ている感じ。逆に言えばボードを開放しなくても十二分に強いと言える。
 強いてあげるとすれば「クリティカット+:技後急所率アップ1」で1ターン分バフを短縮できるのでわざレベル2まで上げられると便利か。

ステータス比較

バディーズ HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
シロナ&メガガブリアス 589 433 187 137 153 352
マツブサグラードン 673 403 121 327 112 289

 こうして並べると耐久の低さが目立つ……本当にグラードンなのか?ちなみに素のガブリアスだとグラードンの方が攻撃が高い。

総評

 高い攻撃ステータスと強力なパッシブスキルで補正がかかった攻撃力の高いわざを撃つと強い、という誰がどう見てもわかりやすく強力なバディーズ。初代マスターバディーズのダンデ&リザードンがやや特殊なトレーナー技運用を必要とする構成だったのに対しこちらは王道も王道。
 「ホウエン」「物理」「晴れシナジー」「ほのおわざ」「じめんタイプ」など多くの他のバディーズを引き立て、かつ自身もそれに応じて強くなるマスターバディーズらしい性能をしているが、一方でこれらの要素がきっちり噛み合う相棒(アオギリカイオーガに対するハルカ&ラグラージのような)が未だ登場していない。ホウエンのほのおバディーズは現状アスナコータスしかおらず特殊アタッカーなので相性は微妙、じめんバディーズに至っては存在しない。ユウキ&ジュカインホウエンで晴れシナジーを持つが特殊アタッカーなのでバフが乗らない。自身がじめんタイプなのでほのおバディーズと並べてもチームスキルが発動しないという難点もある。ただ、これらを十全に発揮できなくとも十分に強い超ハイスペックを備えている。
 そういう意味では今後のホウエンバディーズ実装次第でさらなる強化が望める可能性もある。ギリー&フライゴンとか、今回3Dモデルが実装されたホムラやカガリバクーダとか。

編成

 ホウエンタグを持ち汎用的なサポート技を持つハルカ(21シーズン)&ミミロップは好相性。ただしステータスが耐久に向いていないのでタンクは別途用意したい。急所バフ、攻撃バフがダブってしまうがフウロ&ヨノワールあたりが無難か。今後バディストーンボードが開放されればゲンジ&ボーマンダやラン&ルナトーンも候補に挙がってくるだろう。

ポケマス:主人公&コバルオン 評価

ステータス

  • 主人公&コバルオン
  • レアリティ:5
  • タイプ:かくとう
  • ロール:サポート
  • 弱点:ほのお
  • 入手:BPバディーズ呼出券S

ざっくり評価

■長所

  • マスターパッシブスキルが強力
  • いわくだきで味方の火力に貢献する
  • クリティカットG+が優秀
  • 妨害解除が便利
  • 実装時点で他に優れたかくとうサポートがいないので相対的に価値が高い

■短所

  • こうげき/とくこう/とくぼうバフがない
  • (たぶん)入手が困難なのでわざレベルを上げるのが難しい

わざ

いわくだき
  • ゲージ:2
  • 分類:物理
  • タイプ:かくとう
  • 威力:46-55
  • 命中:100
  • 対象:相手1体
  • 効果:ときどき相手の防御をさげる

 50%防御ダウン。パッシブスキルにダウン確率上昇1があるので確定ダウンになる。わざレベル3が必要だが、バディストーンボードの「いわくだき:P技ダウンG4」で50%の確率で全体防御ダウンになる。非常に優秀。

クリティカットG+
  • 回数:2
  • 対象:味方全員
  • 効果:味方のバディーズ全員の急所率をぐーんとあげる

 最近は珍しくもなくなってきた全体急所2段階バフ。相方候補のサイトウ&ネギガナイトが2段階まで自前で急所を上げられるので、そこを補う形となるか。

せいなるつるぎ
  • ゲージ:3
  • 分類:物理
  • タイプ:かくとう
  • 威力:90-108
  • 命中:100
  • 対象:相手1体
  • 効果:相手のあがっている能力を無視して攻撃する

 アタッカーならともかくサポートで使っても仕方ない。まだアイアンヘッドあたりの方が使い道があった。

鉄紺の正義
  • 回数:2回
  • 対象:-
  • 効果:味方全体の場をわざゲージ加速状態にする 味方のバディーズ全員の防御をぐーんとあげる

 素早さはパッシブスキルの「P技後素早さアップG4」である程度補えるが初速が欲しい、そんなかゆいところに手が届くわざゲージ加速。防御アップも優秀。ボードの「鉄紺の正義:わざ後防御アップG1」を取ると3段階上昇になって2回で済む。
 

バディーズわざ:鋼の正義で貫くファイティングインパク

  • 分類:物理
  • タイプ:かくとう
  • 威力:250-300
  • 対象:相手1体
  • 効果:追加効果なし

 特になし。

パッシブスキル

  • かくとうのカリスマ:味方のバディーズ全員の技の威力を10%あげる(他のかくとうバディーズ1体につきさらに+5%)味方のバディーズ全員の技で攻撃を受けたときのダメージを10%軽減する(他のかくとうバディーズ1体につきさらに+2%)

 マスターパッシブスキル。ダンデ&リザードンの「ガラルの先導」と違いタイプ統一パを組みやすく、かくとうのチームスキルと共存が容易なので素晴らしく強い。

  • P技後素早さアップG4:ポケモンが技をつかったときにときどき味方のバディーズ全員の素早さをあげる

 素早さバフの技がないと思ったらパッシブでカバーできた。運次第かつ初動が遅いため完璧とは言わないが、ゲージ加速もあるし十分。

  • ピンチ時HP回復4:バトル中に1回だけピンチのときに自分のHPを回復する

 あるとうれしい。

  • ダウン確率上昇1:技の追加効果で能力値を下げるときの成功率をあげる

 いわくだきが確定防御ダウンになる。サポートとしての役割を完全に果たしながら火力にも貢献するテクニカル的な挙動ができるのは偉い。

ステータス比較

バディーズ HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
スモモ&チャーレム 578 139 202 130 202 265
主人公&オコリザル(タマゴ) 601 199 203 199 203 216
主人公&コバルオン 618 197 245 126 226 262

 主人公&オコリザルは星5までのびしろで上げてタルトも全部食わせた数値。コバルオンが抜きんでて強いというほどでもないが、星5だけあって多少は高めという感じ。

総評

 星5としては控えめなステータスを補って余りある優秀な技&スキル構成。マスターパッシブスキルは今後かくとうタイプのバディーズが実装されるたびにさらに強くなっていく上に汎用性の高いサポートロールなので将来性も抜群。BPがどれくらいのペースで溜まるかは現時点で不明だが、積極的に取りに行きたいバディーズだ。

編成

 かくとうアタッカーの決定版であるサイトウ&ネギガナイトはほぼ確定として、残り1枠をどうするか。スモモ&チャーレムは流石にパワー不足。3体並べるとそこそこ硬くなるのでダブルアタッカー編成も悪くないが、コルニ&ルカリオもミツル&エルレイドも自バフが貧弱で味方の攻撃/特攻を上げられないコバルオンとは相性が微妙。……キズぐすり持ちのトウキか?流石にないか。

ポケマス:タマゴ産ポケモンのステータスはロールごとに同一

 タマゴ産のポケモンは星1なのでステータスが非常に低い。タルトやのびしろで底上げできるが入手数が限られているので無駄に使いたくない……。そんなあなたに。

タマゴ産ポケモンのステータス

 タマゴ産のポケモン最終進化形は、一部の例外を除いて、ロールごとに、すべて同一となる。

いずれもLv135時点 アタッカー テクニカル サポート
HP 301(298) 430(433) 321
こうげき 205 96 119(120)
ぼうぎょ 63 43(44) 63
とくこう 205 96 119(120)
とくぼう 63 43(44) 63
すばやさ 152 238 76

■一部の例外

 ポケモンは進化するごとにステータスが変わるので、たぶんその辺の端数調整とかで誤差が出ているのだろう。ちなみにゴルバットイワーク、エレブーといったポケモンもこのステータスなので、金銀以降が追加されても進化しない可能性が高い。
 しかしこうして見るとテクニカルのステータスの異様な低さとサポートの何故か高いこうげき・とくこうが目につきますね。どういうデザインなんだ。

タルト、のびしろによる補強

 すべてのポケモンはその星の数に応じた「のびしろ」で強化できる。また、タマゴ産のポケモンは友情レベルに応じた「タルト」によって特定のステータスを上昇させることができる。

  • のびしろ:1つ与えるごとにHPを2、それ以外の能力を1上昇させる*1。星1~星4のびしろを使って星5まで上げれば+160/+80。星5のびしろを与えて最終強化すれば+200/+100となる(そこまでやるか?)。
  • タルトによる上昇はロールによって異なる。友情レベル3まで上げることで、該当するステータスを+120/+60できる。
    • アタッカー:1つ与えるごとにHPを+2、こうげき/とくこう/すばやさを+1。
    • テクニカル:1つ与えるごとにこうげき/ぼうぎょ/とくこう/すばやさを+1。
    • サポート:1つ与えるごとにHPを+2、ぼうぎょ/とくぼう/すばやさを+1。


 このリザードンはタルトをすべて、のびしろを星4まで与えている。321/120/63/120/63/76に上述の補正がかかり、321+160+120=601、120+80=200、63+80+60=203、76+80+60=216となっている。
 タルトと星4までののびしろをすべて与えたステータスは以下のとおり(もしあなたが星5のびしろを与えたい場合は、各ステータスにさらに+40/+20してほしい)。

いずれもLv135時点 アタッカー テクニカル サポート
HP 581(578) 590(593) 601
こうげき 345 236 199(200)
ぼうぎょ 143 183(184) 203
とくこう 345 236 199(200)
とくぼう 143 183(184) 203
すばやさ 292 318 216

 これがどれくらいの強さかというと、アタッカーは主人公&ピカチュウとだいたい同じくらい。テクニカルは、HPとすばやさはまずまず(すばやさは通常バディーズ全体で62位くらい)だが、それ以外のステータスはアンズ&アリアドス程度。サポートはまあまあ硬くて、耐久ステータスだとトップ50に入るか入らないかくらい。もちろん通常バディーズはさらにのびしろやバディストーンボードで伸ばせるのでそれに比べるべくもないが……。

 タマゴポケモン自体の性能評価はそのうち別記事でやりたいと思う。

*1:例外的に、元々の星の数が5のバディーズに星5のびしろを与えるとこの倍上昇する。

ポケマス:トレーナーとポケモンの組み合わせが違うバディーズの実装(BPバディーズ呼出券)

 第21回プロデューサーレターが公開された。
pokemonmasters-game.com

 伝説のポケモンであるグラードンカイオーガの実装をほのめかす内容、ストーリー完結後の気になる内容もさながら、私が気になったのはこれだ。

仲間にできるバディーズのご紹介
「BPバディーズ呼出券」「BPバディーズ呼出券S」で仲間にできるバディーズの一部をご紹介いたします。
主人公&レジロック
ヒガナ&ボーマンダ
マツバ&ムウマージ

 さらっと紹介されているが、これはポケモンマスターズというゲームの根幹を揺るがす新情報である。

原作ありきのゲーム

 ポケモンマスターズに登場する「バディーズ」は歴代ポケットモンスターシリーズからトレーナーとポケモンを組み合わせることで成り立っている。サービス開始から1.75周年くらい経った現在、ポケマスオリジナルの非モブトレーナーは主人公を含め5組*1しかいない。それ以外は全部原作キャラであり、限りある原作キャラのストックで食いつないでいるのが現状であった。その原作ストックもマジコスや季節限定衣装といったバージョン違いで水増しすることにより実質的に2倍3倍として扱う……メギド72でいうリジェネレイトのようなことをしていて、果たしてキャラが全部出切るのはいつかなと考えたりもした。

バディーズ入れ替え

 そこに、これである。いきなりレジロックとかいう準伝をぶち込んできたのは置いておくとして*2ボーマンダはゲンジ、ムウマージはメリッサが既にバディとして実装されている。既にトレーナーもポケモンもモデルが実装されているので、新規バディーズでありながらモデルを作る手間がかからない。しかも「このトレーナーはこのポケモンしか使えない」というバディーズシステムいまいちなところを解消している*3
 これまでポケモンが複数のトレーナーにまたがる事例はあったが(レッド&リザードンとダンデ&リザードンなど)、トレーナーに関しては、一部例外*4を除いて「1体のポケモンに固定されてしまう」という難点があった。これはポケモンマスターズの世界観における「バディーズ」というシステム上仕方のないことであるが、「マチスマルマインかあ。マチスライチュウも見たかったな」みたいな原作ファンがいたのもまた事実。そういったニーズを満たしてくれる可能性のある機能が今回のBPバディーズ呼出なのである。同時にポケモン側も別の側面を実装できるという利点もある。例えばゲンジ&ボーマンダはサポートロール、つまり支援型だが、ヒガナ&ボーマンダは原作よろしくアタッカーといったことも可能なわけだ。

強いことを期待したい

 実装システム自体は非常に画期的だが、ひとつ懸念があるとすれば強さだろう。プロデューサーレターを読む限り、BPバディーズは配布バディーズのようである。他の配布バディーズの例で言うと、タマゴポケモンはいずれも星1で明確に弱くデザインされており、イベントで配布される伝説のポケモンは、星5ながら強さにムラがあった(最近は強く設定されていることが多い)。ストーリーで配布されるバディーズもピンからキリまでいて、一部のバディストーンボードが開放されているバディーズは極めて有用である一方、いまだにボードが開放されず性能も微妙な立ち位置のものも多い。
 ソシャゲなのでガチャ産より配布の方が弱くなる傾向に理解はできるが、せっかく既存バディーズのバージョン違いを実装するんだからきっちり使える性能で実装してほしいなあと思う。

最後に

 マツバ&ムウマージを真っ先に出してくるあたり、運営もやっぱり気にしてたんじゃねえか!となったのは私だけじゃないだろう*5

*1:主人公、チェッタ、ドリバル、ライアー、キリヤ。しかも主人公以外は現時点で非プレイアブルだ。

*2:ジンダイ辺りに持たせる択はなかったのだろうか。

*3:絆を結んだポケモンがぽんぽん増えるのもそれはそれで問題ありそうだが。

*4:先述の衣装違いバージョンのこと。マジコスとか。

*5:メリッサ&ムウマージを先に実装してしまったため、ポケモンかぶりを避けるために苦肉の策としてフワライドとバディーズになっていた。

『サプライズニンジャ理論』のルーツがわからずモヤモヤしていたので調べた

3行まとめ

  • 『Fleabag: The Special Edition』に収録されているPhoebe Waller-BridgeとVicky Jonesの会話に登場する。
  • 「Surprise Ninja」と呼ばれているルールである(彼女たちが発案者であるかは不明)。
  • 「あるシーンで、そこにサプライズニンジャが突入してきて全員と戦い始める方がよくなるようであれば、それは十分によいシーンとは言えない」

出典

 『Fleabag: The Special Edition』に収録されているPhoebe Waller-BridgeとVicky Jonesの会話に登場する。

 『Fleabag』は脚本と主演をPhoebe Waller-Bridgeが務めるイギリスのコメディドラマ。これはそのファンブック+台本のようなもの。
 当該項目のタイトルは「A Conversation Between Phoebe Waller-Bridge and Vicky Jones」で、末尾に2019年8月とある。本書の発売は2019年8月29日。ネットで確認できる他の情報(『Fleabag』のファンポッドキャスト*1ツイッター上での言及)もこれ以後であるようなので、これか、またはこの元の会話(他のメディアで確認できるかは不明)がオリジナルと見て間違いなさそう。ただし彼女たちが考案者であるかどうかは読み取れないため、類似のルールが監督業界に口伝されている可能性はある。
 

余談

 日本だといろんな文脈が乗るから本来の趣旨から外れるだろうという意見も散見されるこのルールだが、実際彼女たちも"Tough rule, but an effective one."と言っているので、ニンジャが突然出てきて好き勝手やると実際面白いというのは共通認識であるようだ。「それまでの流れを無視してめちゃくちゃやると面白いけど脚本家はもっといい展開を考えた方がいい」教訓という意味ではデウス・エクス・マキナの親戚みたいなものか。
 ちなみに『Fleabag』にはそのものずばりNinja Surpriseというシーンが存在する。「忍者の格好をして包丁を持ってシャワー浴びてる男の後ろから襲い掛かったらめちゃくちゃビビられてしまう」というなんともアレなシーンだ。
www.youtube.com

*1:Surprise Ninja Ruleでググるとこのポッドキャストの文字起こしをしたサイトがヒットする。