マスターデュエル レジェンドアンソロジー HERO

 主人公テーマなんだから使えないはずがないよなァ!え、禁止カードが!?

デッキ

www.db.yugioh-card.com

 戦績は19戦15勝。微調整前も含んでいるのでもう少しマシになるかも。ヴェーラー+羽根帚をくらった試合、超融合で吸われた試合、Bloo-Dが意味をなさない相手との試合で負けている。

解説

 レジェンドアンソロジーはこの間のテーマクロニクルを多少アニメ寄りにしたようなレギュレーションで、いわゆる環境デッキの他、《灰流うらら》《増殖するG》のような汎用カードが軒並み規制されている。手札誘発で生き残っているのは有名どころだと1枚制限になった《無限泡影》、遊星の使用カードなので3枚積める《エフェクト・ヴェーラー》、LLやBFと多少シナジーする《D.D.クロウ》など。変わったところでは《儚無みずき》や《朔夜しぐれ》なども許されている。
 HEROはアニメ発なので、ちゃんとしたテーマの中では許されている方。それでも貴重な先攻盤面を形成する《D-HERO デストロイフェニックスガイ》*1《M・HERO ダーク・ロウ》の2枚が禁止されているほか、最強初動の《ヒーローアライブ》も制限になっている。
 元々《サンダー・ボルト》1枚で崩壊するとか言われていたHEROからデスフェニまで取ったらもう何も残らないんじゃないの?と思われるかもしれないが、残っているのである。そう、父さんが遺した究極のDが。

D-HERO Bloo-D

 Bloo-D単体だとやっぱり《サンダー・ボルト》で壊滅するのでそこは《D-フォース》を添えたいところ。ただ、このレギュレーションだと《永遠の淑女 ベアトリーチェ》も《おろかな副葬》も禁止を食らっているので能動的にサーチする手段が乏しい*2。よって、《E・HERO リキッドマン》や《クロス・キーパー》の効果でデッキを掘りに行きつつ、引けなかった場合でもまあ《E・HERO サンライザー》+Bloo-Dのような盤面を作っていくのが基本戦術となる。打点の低さはサンライザーの攻撃反応か《E・HERO オネスティ・ネオス》のコンバットトリックで誤魔化していく。
 正直そこまで強固な盤面とは言えないが、環境が全体的に低パワー化していること、先攻展開抑止や後攻で巻き返すためのカードが規制を食らっていることから、相対的に高パワーのデッキと言える。後攻を引いても手数が多くワンショットの可能性も十分ある点も見逃せない。魔法や罠を中心に戦うデッキ相手には厳しいものの、そういったデッキが環境にあまりないのも追い風。

ワンポイント解説

《クロス・キーパー》

 迷った末1枚だけ採用した。E・HEROとセットで引き入れる前提であり単純なパワーカードではないが、《E・HERO エアーマン》を召喚権を維持したまま展開したり、手札に来た《E・HERO スピリット・オブ・ネオス》を出してさらなるサーチに繋げたりできる動きは強い。今回は不採用だが《マスク・チェンジ》を採用している場合《E・HERO シャドー・ミスト》を出すのも強い。サンライザー、リキッドマンとあわせてD-フォースを引きに行くために使う。

《超融合》

 環境にHEROが多いと踏んでの採用。捲りに使えるのはもちろん、先攻で引いても伏せたら妨害札になるのが偉い。これで吸う用のエクストラを何枚か仕込んでいる。

ネオス系ギミック

 《EN-エンゲージ・ネオスペース》とネオスペーシアンを積んで《N・マリン・ドルフィン》なんかを使ったハンデス展開も仕込んでみたが、あれを使うとリンク召喚できなくなるのと、デッキにNを入れるのがどうにも弱くてBloo-Dに振り切ることにした。ただスピリット・オブ・ネオスだけは単体でもそこそこ仕事をするので、これとこれでサーチするための《インスタント・コンタクト》を入れつつ、後手で《E・HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》出してワンショットできればそれもアリかなあくらいの構築になっている。

その他

 Dに寄せて《D-HERO ダークエンジェル》とか入れても面白いかもしれない。

*1:デスフェニに関しては《フュージョン・デステニー》経由でHERO以外でもポンと出てくるのがダメとされている気がする。捕食植物とか。

*2:ファリスを使わないタイプのHEROでは、ディアボリックガイとデッドリーガイでベアトリーチェを作って《ブレイク・ザ・デステニー》を墓地に送るテクニックがある。