ポケマス:選べる星5スペシャルBサーチのおススメ 恒常バディーズ解説

 選べる星5スペシャルBサーチ、いわゆる有償指名ガチャが開催されているので、独断と偏見でおススメを紹介します。2021年6月版。
 用語などは前の記事を参照。⇒ ポケマス:何やったらいいかわからない人向け(編成) - Hide Left Hand

前提:ポケモンマスターズのガチャの仕様

 ガチャ産星5バディーズは大きく2種、恒常とそれ以外の限定バディーズに分けられる。

  • 限定バディーズ:現時点では「フェス限定バディーズ」「季節限定バディーズ」「マスターバディーズ」が存在する。いずれも特定のピックアップでのみ登場し、通常のガチャからは排出されない。「季節限定バディーズ」はクリスマスやバレンタイン限定で、一度機会を逃すと1年待つ必要がある。それ以外は3か月~半年?くらいの周期で復刻する。マスターバディーズは今回ダンデが初実装で復刻は不明。半年後の2周年で復刻しそう。
  • 恒常バディーズ:実装後、どのガチャからも排出される。初登場時にピックアップするほか、たまにタイプ別や地方別でピックアップが開催される。今回のように指名ガチャが開催されることがあるが、直近で実装された恒常バディーズは指名できない場合が多い。

 ポケマスのガチャはSSRであるところの星5の確率が7%(フェスで10%、マスターフェスで12%)と高い一方で、ピックアップが2%や1.5%を2種類などすり抜け確率が高くなっている。つまり恒常バディーズが当たりやすい。
 狙った恒常を引きに行くのはかなり困難。しかし当たるときは当たる。せっかく指名したバディーズが直後にフェスから出てきた!なんてこともザラなのでそのリスクには留意したい。当たり前だが、ガチャを回せば回すほどすり抜けて手持ちが揃っていくことから、普段ガチャを回さない人ほど今回の指名ガチャで狙ったやつを引きにいく価値が大きいと言える。

 並びをおススメ順にしようと思ったが、手持ちとの相性によって前後するうえにそんなに差がなかったので、好みの順になった。

攻撃役

グリーン&ピジョット

■長所

  • 特攻4段階、命中・回避・急所2段階とバフがまあ足りている。
  • メガシンカすると全バディーズ中2位タイの火力に。なんとレッド&メガリザードンと同等。
  • 「ぼうふう」も強力。
  • 強力な配布バディーズであるスワンナと並べてひこうのチームスキルを発動できる。

■短所

  • バディストーンボードで回数回復を噛ませないと特攻と急所のバフが足りない。
  • メガシンカしないと「ぼうふう」が使えず火力が低い。

 ポケモンマスターズにおける初の追加バディーズ。なんとなくすり抜けでよく出るはずれ枠っぽい印象で推している人も少ないように思うが、個人的なお勧め度は高め。フウロスワンナと組んでチームスキルを発揮しつつ安定した火力が出せる。ごり押し適性が高く、バディストーンボードでさらなる強化が望める。足りない部分は他の補助役で補いたい。ナツメ&フーディンなどは好相性。
 なお彼自身の欠点というわけではないが、限定バディーズで正月ワタル&ギャラドス、フラダリ&イベルタル、クリスマスフウロトゲキッスなど攻撃役を担えるひこうタイプのバディーズが多く存在し、弱点を突くという点で競合しやすい。ダンデ&リザードンも「ぼうふう」使えるしな……。

ライチ&ルガルガン

■長所

  • 攻撃、命中、急所率アップ4段階のバフを自前で持っており優秀。
  • ストーンエッジ」の火力が高い。また、自前で命中不安を解消できる。
  • 攻撃が非常に高く、メガシンカを除けば全バディーズでも10本の指に入る。
  • バディストーンボードを使わなくても十分強い。

■短所

  • トレーナー技で特防が2段階下がる。
  • 現時点で星6EXが実装されていない。

 サービス開始と同時に実装されたバディーズの1体。その火力で全てを薙ぎ払い、マジコスレッド&リザードンが実装されるまでは「ルガルガンマスターズ」と称されていたとかいないとか。原作では命中不安の代名詞とされていた「ストーンエッジ」がトレーナー技によるバフで命中率100%を超える。最強じゃん!私も黎明期にお世話になりました。
 いわタイプバディーズのラインナップに癖があるのでチームスキルを発揮させようと思うと工夫が必要。特に好相性なのは同じくルガルガンを使用するククイ。アローラのチームスキルも発動できるし、「にらみつける」で防御を下げてストーンエッジの火力にさらに貢献できる。あとは配布のタケシ&イワークとか、いわタイプではないが配布のアセロラシロデスナの「すなあらし」で砂パ運用してもよい。変わったところではタマゴポケモンのカブトがいわタイプかつ「すなあらし」持ちで好相性である。

ユウキ&キモリジュカイン

■長所

  • 急所率アップ4段階、攻撃と特攻アップ6段階のバフを自前で持っており優秀。
  • リーフストーム」の火力が高い。特攻も高い。
  • 物理攻撃・特殊攻撃の両面に対応している(あまり使いどころはないが)。
  • バディストーンボードによって「晴れ」による補正を受けられる。ゲージ加速、火力アップが優秀。コトネと相性がよい。

■短所

  • トレーナー技でゲージを使う。
  • リーフストーム」の命中が100%ではない(ボードでケア可能)。
  • リーフストーム」による特攻ダウンのケアが必要(ポテンシャルの「特攻ダウン無効」でケア可能)。

 サービス開始と同時に実装されたバディーズの1体。バフがシンプルに自己完結しており、わかりやすく使いやすい。デザイン的にはORASのユウキでありメガバングルも持っているくせにメガジュカインにならない謎がある。相方のハルカはメガラグラージを使うのに……。
 「リーフストーム」の火力が優秀である反面、特攻2段階ダウンが手痛いので他のアタッカーと比べると初期おススメ度は低め。ポテンシャルを使えるくらいまで進められれば「特攻ダウン無効」によって修羅と化す。
 バディストーンボードで「晴れ」に関するスキルを取得すると特に強い。同じくくさタイプのバディーズで天候を晴れにできるコトネ&チコリータと並べると強力。マツブサグラードンを引けているなら特におすすめ。

補助役

ナツメ&フーディン

■長所

  • 全体急所2段階、単体特攻6段階&命中2段階&回復2回とバフの濃さがすごい。
  • 「リフレクター」まで持っている。
  • バディストーンボードを開放すると「リフレクター」に素早さ2段階バフが付いてきて意味不明。

■短所

 ほかのサポートロールバディーズが霞んで見える強烈なバッファー。攻撃役が足りているなら指名はこいつで間違いないと言っても過言ではない。
 とにかく色々と足りており、まず特攻は単体ながら6段階まで伸ばせ、しかも命中2段階に回復のおまけつき。2段階までしか伸ばせないが急所率もいけるうえに「リフレクター」まである。バディストーンボードで素早さと急所率残り1を補えばこれ1体で特攻型攻撃役のバフがすべて揃ってしまう。自前のバフを持たないワタル&カイリューなどとの相性が特によい。恒常だとグリーン&ピジョットとはバフの中身が噛み合っていてグッド。
 難点は防御面。ただ防御面の補助役はフウロスワンナ、カスミ&スターミーと配布が充実しているため問題はなさそう。

トウヤ&ミジュマルダイケンキ

■長所

  • 攻撃6段階、素早さ4段階の優秀なバフ。
  • たきのぼり」によるひるみも狙える。
  • 地味に「全ダウン無効」も優秀。
  • みずタイプなので配布のカスミ&スターミーと組ませやすい。
  • バディストーンボードを開放するとトレーナー技に急所バフが付いたり防御バフが付いたりする。意味不明。

■短所

  • 防御面のバフが薄め。

 特殊バッファーの決定版がナツメなら物理バッファーの決定版はトウヤ。ボード実装前はそれだけが理由に選外だったが実装されてからは鬼神の強さに。ボードと確率回数回復次第だが全員分の攻撃急所素早さを最大まで上げられるポテンシャルがあるのはちょっと意味が分からない。「たきのぼり」ひるみハメも言うまでもなく強い。
 みずのチームスキルが発動するマジコスギーマサメハダーやカスミ&スターミーと組ませたい。素早さアップとシナジーするライチ&ルガルガンも好相性。というか物理アタッカー全般と相性がいい。

セレナ&フォッコマフォクシー

■長所

  • 「さいみんじゅつ」全体化の暴力。
  • 星6EXが実装されており、「オーバーヒート」とバディーズわざでメイン火力を担うことも可能。
  • ほのおタイプなのでダンデ&リザードンの一翼を担える。

■短所

  • 「さいみんじゅつ」が通用しないステージでは出番がない。
  • 妨害は強力だが味方の火力に貢献するわけではないので、自身で頑張るか、編成を工夫する必要がある。

 通称セレナ&ダークライ。全体催眠とかいう出禁必至の暴力バディーズ。とにかく催眠の通るステージでの優位性が異常で、特に高難度攻略においては必ず名前が挙がる。
 もちろん世の中そんなに甘くなく、相手がねむり無効のときもある。ごり押し性能が高いとかどこにでも連れていけるみたいな感じではなくて「いるとイージーウィンできる選択肢が発生する」みたいな感じ。ほのおタイプなのでダンデ&リザードンを引けている人にはかなりアリ。

コトネ&チコリータメガニウム

■長所

  • 急所率2段階、晴れ下で攻撃特攻素早さ4段階バフが優秀。
  • ひかりのかべ」が便利。
  • バディストーンボードで「B技後晴れ化」を取ると晴れパの主軸に。

■短所

  • 防御面のバフがない。
  • 真価を発揮するには3体重ねてバディストーンボードの開放が必要。
  • ステータスが全体的に低め。

 ご存じHGSS女主人公。実装当初は凡才だったがバディストーンボードが実装され一躍晴れパの要と化した。ユウキ&キモリとの相性が抜群で、フェスでどちらかがすり抜けた場合はもう片方を指名するとグッド。かなりごり押し性能が高まり、弱点以外でも連れていける強さになる。
 前のめりな性能なので防御面のバフを持ったバディーズと組ませたい。またコトネでバディーズわざを撃つので他のバディーズわざが強力なバディーズとは競合する点に注意。

デンジ&レントラー

■長所

  • 現状唯一の「エレキフィールド」持ち。でんきタイプの火力に貢献。
  • パッシブスキルで補正のかかった「かみなりのキバ」によるまひるみハメが邪悪。
  • 全体命中率バフの付くトレーナーわざも地味に優秀。

■短所

  • ほとんどバフを持たないためパーティ全体で補う必要があり、編成を選ぶ。

 デバッファーなのに実装時にはバグでひるみ?が発動しなかったとかいうかわいそうな人。でんきタイプの味方を「エレキフィールド」で強力に支援しつつ「かみなりのキバ」で相手をひるませつづける唯一無二の挙動が可能
 単独でおすすめというよりは他のでんきタイプ攻撃役、具体的にはマリィ&モルペコを引いてそれを活かしたい!という人に特におすすめである。配布の主人公&ピカチュウやハウ&ライチュウ、恒常のカミツレゼブライカやマジコスカミツレロトムなどでんきタイプは層が厚いのも追い風と言える。

選外

  • グラジオシルヴァディ:あらゆる相手に弱点を突けるのと引き換えにステータスが非常に低い。引けたら育ててあげる価値はあるけど狙って引きに行くこともないかなと思って選外に。
  • カリン&ヘルガー:「かみつく」によるハメが強いのになぜかロールはアタッカー。強いけどちょっとテクニカルだったので初心者候補からは外れた。
  • ジコスカミツレロトム:強いけど初心者が引いて活かせるかというと微妙。
  • ハルカ&ミズゴロウ:雨要員。アオギリカイオーガ引けてるならイチオシ。

総評

 マスターフェスで何引いたかによって手持ちと相談するのがおススメ。