能力置換エフェクトの再確認も添えて。
データ
- レギュレーション:初期作成(130)
- 使用サプリメント:EA+LM+HR
- ワークス:高校生
- シンドローム:エンジェルハィロゥ/エンジェルハィロゥ(ピュアブリード)
- Dロイス:遺産の器(イフリートの腕:《災厄の炎》)
- 能力:肉体1/感覚7/精神2/社会1(使用経験点20)
- 技能:回避1/知覚1/RC2/情報噂話1(使用経験点0)
- エフェクト(使用経験点90)
- LV5 《災厄の炎》EA p.106(イフリートの腕で取得)
- LV2 《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》EA p.129
- LV1 《光の手》EA p.24
- LV5 《マスヴィジョン》EA p.26
- アイテム(使用経験点15)
- イフリートの腕 LM p.120
- ストレンジフェイズ HR p.88
- コネ等割愛
- 計125点 残りは<調達>あたりにお好みで
- 100%時点 判定14dx7+2 攻撃力48 範囲:選択 侵蝕値12 行動値16
前提:代替エフェクトの話
能力代替エフェクトは難しい。ただ低い能力を別のそれで補うだけならダイス増加エフェクトでいい場合が多い。例えばブラックドッグ/ノイマンであれば2/1/4/1となり、一見《コントロールソート》を使いたくなるが、実際には《コンバットシステム》を使った方が効率がよい、みたいな感じだ。
このジレンマを解消するには以下のような方法が考えられる。
後者は、能力値を参照するエフェクトとのシナジーを見出すか、能力値自体に優位性がある組み合わせにするという意味である。具体的には【感覚】をあげると【行動値】も上がるので、RC範囲攻撃と相性がよい、というやつだ。
構築
《光の手》は【感覚】でRC攻撃を行える。【感覚】を上げることは【行動値】に繋がるため別途エフェクトを取らなくても先手を取りやすい。これにより、攻撃の起点となりつつ、実質的に【行動値】増加エフェクトのように振る舞うことができる。
ただ《光の手》は別に弱くないが《光の手》を使った構築は微妙になりやすい。理由は上の「前提」で書いたとおりで、【感覚】と【精神】の差が2か3程度なら「ストレンジフェイズ」でいいとなるし、かといって【感覚】を尖らせるためにモルフェウスやブラム=ストーカーと組み合わせると今度は起点になるRCエフェクトが貧弱である*1。《砂の刃》とかも悪くはないんだがインパクトが弱いというか……。
そこでDロイスにより他からエフェクトを持ってきてしまえばいいという算段。《氷の塔》だと余計に移動エフェクトが必要になるので《災厄の炎》をチョイス。ピュアによるLV5《マスヴィジョン》も組み合わせられるので非常になじむ。素手の攻撃力+6が無駄になっている点はちょっとあれだが「複製体」や「蛇王の外套」でエフェクトが重くなるよりはマシ。
ちなみにエンジェルハィロゥのRCエフェクトの中だと《破壊の光》が比較的マシなので採用も考えたが、これと「雷神の槌」を使うと仮定して、移動用エフェクトも別途取らないといけないので実質的に《破壊の光》+15点分必要となり、だいたい30~35点+Dロイスで攻撃力12にしかならないことを考えると「イフリートの腕」でいいなって感じになりました。
コメント
今回ワークス指定が「高校生」だったのもあって試しに作ってみた感じ。全体的に丸くなったので悪くないのではないかと思っている一方で、実際のところサラマンダー/ウロボロスで《先陣の火》《災厄の炎》《プラズマカノン》やるのとあまり変わらないんじゃないかという気もする。あっちはDロイス枠が空くしなあ。
エンジェルハィロゥ/ブラム=ストーカーの1/5/2/0に《ブラッドスパイク》となんか火力系Dロイス噛ませるやつも強そうだし今度作ってみたい。
*1:『バッドシティ』で登場した《ブラッドスパイク》はなかなか見所がある。