ダブルクロス:バロール/ウロボロス【氷の塔×黒星の門】

 メモ帳の奥にあったネタを引っ張り出してくる。

  • 2020年7月20日追記:「亜純血」(LM p.73)で取得したエフェクトは成長させられなかったのでストレンジフェイズにしました。ご指摘ありがとうございました。

データ

  • レギュレーション:初期作成130点
  • 使用サプリメント:上級+EA+HR
  • ワークス:UGNエージェントC
  • シンドローム:バロール/ウロボロス
  • Dロイス:「亜純血」LM p.73 ⇒ 《黒星の門》(EA p.34)
  • 能力:肉体1/感覚2/精神5/社会1(使用経験点0)
  • 技能:RC1/意志1/知識2/調達1/情報UGN1(使用経験点0)
  • エフェクト(使用経験点120)
    • LV2 《コンセントレイト:バロール》EA p.129
    • LV5 《黒の鉄槌》EA p.30
    • LV1 《黒星の門》EA p.34 (「亜純血」で取得)
    • LV5 《原初の赤:氷の塔》EA p.106/122
    • LV2 《原初の黄:加速装置》EA p.38/122
  • アイテム(使用経験点15)
    • 「ストレンジフェイズ」HR p.88
  • 計125点
要素 ダイス 攻撃力 行動値 侵蝕値 効果
能力 5(8) - 9 - -
ストレンジフェイズ 3 - - - -
黒の鉄槌 - 12(14) - 1 至近不可
コンセントレイト - - - 2 Cr値-2(3)
黒星の門 2(3) - - 2 至近不可無効
原初の赤:氷の塔 - 15(18) - 5 対象:範囲(選択)、至近不可
原初の黄:加速装置 - - +8(12) 2 -
10(14) 27(32) 17(21) 12 -

構築解説

 至近に攻撃できない《氷の塔》と至近にしか撃てない《災厄の炎》(EA p.106)。対になるデザインだが、相手に近づけば使える後者に対し前者は相手に近づかれると使用すらできなくなるリスクを背負っている。また後者は「範囲化」効果のため《プラズマカノン》(EA p.110)とシナジーするのに前者はそうではない。すなわち、相手とエンゲージを分断できる以上のメリットは、あまりない。マイナーを使う構築なら差別化できるかもしれないが……《終末の炎》(EA p.109)でも使う?

《黒星の門》

 至近に撃てないデメリットを帳消しにしつつダイスも増やせてしかも軽い素晴らしいエフェクト。難点はピュアブリードでしか使えないところ。これを《氷の塔》に噛ませようと思った場合、以下の2通りがある。

  • バロール/バロールで普通に取得し、「遺産継承者」(LM p.109)からの「イフリートの腕」(LM p.120)で《氷の塔》を仕入れる。
  • バロール/サラマンダーかバロール/ウロボロスにして「亜純血」(LM p.73)で《黒星の門》を仕入れる。

 今回は後者かつウロボロスのパターン。サラマンダーの方が侵蝕値1分軽いものの、能力値が優れるこちらを選択。「イフリートの腕」も「亜純血」も経験点15点のエフェクトを仕入れるだけなので15点分の働きしかしておらず、トータルのパワーは低くなりがちである点に留意したいところ。
 ちなみに「イフリートの腕」のパターンは前に組んでいる。⇒ ダブルクロス:バロール/バロール【終末の槍】 - Hide Left Hand

《黒の鉄槌》

 バロールRCにおけるもっとも基本的なエフェクト。係数2ではあるものの+2のおまけが付いてお得感があり、かつ侵蝕値1は他に類を見ないパフォーマンスを誇る。
 この構築の課題は2つ。「RC故の火力の低さをどうするか」と「《黒星の門》の足掛けに何を使うか?」である。前者はすなわち、先の項目で触れたDロイスのパワー不足によるところであり、普通のRCアタッカー御用達である「雷神の槌」(RW p.56)を採用できない等の状況に起因するもの。後者はバロールのRCエフェクトの選択肢の狭さそのもの。《黒の束縛》(CE p.63)とか悪くないとは思うが。
 これらを一挙に解決できるのがつまるところ《黒の鉄槌》である。Dロイスは経験点30点分くらいの仕事をすればよいというのが私の中の目安としてあり、逆説的に「雷神の槌」(RW p.56)が経験点30点相当の代物と仮定した場合、同じく30点で攻撃力を+10できる《黒の鉄槌》のパフォーマンスは悪くなく、《黒星の門》の足掛けとして使うのに適したエフェクトと言えよう。

コメント

 インパクトはないがなんだかんだ30点くらいの数字で上から殴れる範囲アタッカーは便利。むしろまろやかな性能のアタッカーとして実卓に持ち込みやすいかもしれない。
 ……というか要素を紐解いていくとほとんどゴドーさんだなこれ。