《ダンシングシミター》あれこれ

いつも以上に胡散臭い仕様となっております。

基本情報

  • カッティングエッジ』収録。
  • 条件は「あなたが所持している白兵武器」。
  • 射撃攻撃を行う」が、武器の攻撃力は加味しない。ただし「選択した武器は攻撃に使用したものとして扱う」。

解説

 《魔弾の射手》や《サンドシャード》に近い性能の武器投げ飛ばしエフェクト。武器が破壊されないので燃費も安心。しかしながら武器の攻撃力は反映されないので、実質的に「常備化ポイントをちょっと食うだけの倍率3エフェクト」である。
 倍率3のオルクスの攻撃エフェクトであり至近に使用できない等のデメリットもなく、対象も「-」なので実はそこそこ使いやすかったりする。《アニマルアタック》のデチューンって感じ。

何を投げるか

 真っ先に思い浮かぶのは常備化ポイント1の「ナックルダスター」。これにより常備化ポイントを3使うだけの便利な攻撃エフェクトになる。
しかしよく考えてほしい。そう、このテキストだと、「素手」を投げることができる
(「素手」の扱いについては前回記事を参照 → アイテム検証:武器編(素手) - Hide Left Hand

 「所持している」だもんなあ。言い逃れはできない。素手+2個を投げればいいので、常備化するナックルダスターは2つでいいですね。

 ただこれ、どう考えてもフレーバー的にはおかしいので、それっぽい演出を考えられなければGM権限でナシにするのも手かもしれない。

《剛身獣化》

 素手を選択した場合、《ダンシングシミター》による攻撃は素手を使用した射撃攻撃である。
 《剛身獣化》は「素手による攻撃の攻撃力」に作用するため、バフが乗る
 類例として素手を含む《マルチウェポン》に関するQAが公式に出ているが、書きぶりが違うので同じ結果にはならないだろう。あちらは「素手でのみ」だし。

Q:《マルチウェポン》や《ヴァリアブルウェポン》で素手を装備していた場合、「素手でのみ使用可能」というエフェクトを使用できますか?
A:できません。

 一方で《巨獣の爪牙》などは「素手による白兵攻撃しか行えない」と書いてあるので対象外である。

サイドリール+ナイフ

 サイドリール。意外と条件が厳しく「エフェクトを組み合わせて行う」「射撃武器を使用した」「射撃攻撃」にしか乗らない。技能は問わないので、変わったところでは「カリギュラ」に乗ったりする。
 では《ダンシングシミター》で「ナイフ」を指定したらどうだろうか。

  • エフェクト→組み合わせている→OK
  • 射撃武器を使用した→「ナイフ」を使用している→ナイフは白兵武器であり射撃武器→OK
  • 射撃攻撃→OK

 ……乗るんじゃないですかね!

まとめ

 あくまでテキストと日本語を照らし合わせたうえでの解釈です。用法容量を守ってGMとよく相談しましょう。