ダブルクロス:フォールンマシン

フォールンマシン

基本情報

  • 『ヒューマンリレーション』で登場した「秘密兵器」(LM p.66)専用のヴィークル。

公式裁定

  • なし

性能考察

  • 「他の武器を装備できない」武器を4つまで装備できる。
    • 4つ装備しても同時に扱うには《ヴァリアブルウェポン》(EA p.94)が必要なので、実質的にノイマン専用の効果と言える。なお《ヴァリアブルウェポン》で使用する3つ目以降の武器は装備している必要がない(所持している武器を「装備している」扱いとして使用する効果である)ため、この用途で用いる場合常に4つ装備する意味は特にない。4つまでしか装備できないという条件が付いた、装甲付きの《パワーアーム》(EA p.60)である。
    • もし常に4つ装備している意味を見出すとするならば、攻撃に2つ、ガードに2つをそれぞれ使用するということになる。攻撃には《マルチウェポン》(EA p.93)、ガードには《八重垣》(EA p.93)がそれぞれ必要。このとき射撃武器で攻撃するようにすると攻撃とガードを明確に役割分担できて4つ装備する意味が生まれるほか、攻撃のためにわざわざ移動する必要もなくなり相性がよい。
  • 深く考えずに攻撃力17装甲15のヴィークルとして使うのが実は一番強い気がする。攻撃に寄った「モーフィングロボ」(EA p.140)的なスペックであり、攻撃固定値17は全白兵武器の中でもかなり上位に位置する。
    • Dロイスで取得するヴィークルで言うと「発明品」(HR p.116)経由で取得できる「スチールギガント」(PE p.40)なんて代物もあるが、こちらは他の秘密兵器専用アイテムと併用できる利点がある他、【行動値】へのマイナス修正も現実的なラインである。

ルール考察

搭乗している間、“この武器を装備している間、他の武器を装備できない”とある武器を最大4つまで装備できる。
(『ヒューマンリレーション』p.90)

 基本ルールである「武器はひとりのキャラクターにつきふたつまで装備できる。(R1 p.175)」との兼ね合いが不明。
 明確に読み取れる内容は以下の2つ。

  • 「ふたつまでしか装備できない」ルールを無視し、4つまで装備できる。
  • 「他の武器を装備できない」効果を無視する。

 逆に、テキストから確定できない(解釈が分かれそうな)内容は以下のとおり。

  • 「他の武器を装備できない」効果のある武器しか装備可能数を無視できないのか。
  • 「他の武器を装備できない」武器とそうでない武器、例えば、「日本刀」(R1 p.177)と「クリスタルシールド」(R2 p.185)を同時に装備できるか。

 改めて検証すると比較的曖昧性が薄いテキストに感じる。書いてあることだけを処理するようにすればよいだけなので、テキストから確定できない深読み的処理は不可として(できると書いていないことはできない)、単に「『他の武器を装備できない』武器のみを4つまで装備できるよう、装備のルールを書き換える」効果と読み取るのが順当か。