これはいいぞ!と思って一応検索かけたら先行研究がもうあった回。
データ
- レギュレーション:初期作成(130)
- 使用サプリメント:EA+LM+HR
- ワークス:レネゲイドビーイングB
- シンドローム:サラマンダー/サラマンダー
- Dロイス:「遺産継承者」(LM p.109)⇒「必中の弓」(HR p.91)
- 能力:肉体4/感覚1/精神2/社会2(使用経験点0)
- 技能:白兵1/射撃4/知覚1/意志1/情報UGN1(使用経験点6)
- エフェクト(使用経験点100)
- LV5 《オリジン:プラント》EA p.134
- LV7 《炎の刃》EA p.109
- LV5 《アマテラス》HR p.83
- アイテム(使用経験点15)
- 「必中の弓」HR p.91
- 「サイドリール」HR p.88
- 計121点
名称 | ダイス | 達成値 | 攻撃力 | 行動値 | 侵蝕値 | 備考 |
ステータス | 1+侵 | 4 | - | 4 | - | - |
「必中の弓」 | - | +10 | 11 | - | - | ダイスペナルティ無効 |
「サイドリール」 | - | +3 | +1d10 | - | - | - |
《オリジン:プラント》 | - | +10(12) | - | - | 2 | シーン中継続 |
《炎の刃》 | - | - | +14(16) | - | 2 | - |
《アマテラス》 | -2 | - | +20(24) | - | 4 | - |
計 | 1+侵 | 27(29) | 45(51)+1d10 | 4 | 8 | - |
解説
《アマテラス》LV5の使い道を考えていたら誕生した。
先行研究:
kakuyomu.jp
【肉体】じゃダメなのか
《アマテラス》は係数4のリミットエフェクト。ダイスが2個減るので正味のコストパフォーマンスは見た目ほどよくない。ピュアブリードで使用する場合、肉体4から2減って初期判定値「2」で勝負することになり、最低でも追加で6個は振りたい状況になる。
ピュアブリードの常としてリミットエフェクトの前提条件を「遺産継承者」製アイテムで若干踏み倒せるというテクニックがあるが、「イフリートの腕」(LM p.120)で25点浮かせたところで結局《炎神の怒り》(EA p.105)あたりでダイスを稼ぐ必要が発生し侵蝕値が重くなる(《炎の刃》《アマテラス》《コンセントレイト:サラマンダー》に《炎神の怒り》でもう11だ)。ならばとDロイスを「実験体」(LM p.63)にして「エンチャント」(BC p.70)も添えてやると……まあ形にはなる。
実験体 肉体8
45 炎の刃
35 アマテラス
10 エンチャント
25 コンセントレイト:サラマンダー
計115点 判定8(11)dx7 攻撃力34(40)+武器
道中で「大槌」(IC p.79)を購入?
なるけど、だったらどうした感が強い。そこで逆転の発想として、「必中の弓」で踏み倒してみることにした。
固定値型
察しの良い読者の方ならお気づきのことと思うが、この構築、《アマテラス》の使い道を着想としているものの、できた形だけを見ると「固定値型にメインウェポン何乗せる?」になっていることがわかる。レネゲイドビーイングにしてDロイス枠と経験点35点分使うだけで射撃の達成値が23(25)、攻撃力11+1d10が手に入る。ダブルクロスはダイスを振って一喜一憂するゲームなので、その摂理に反するところの「達成値をそのまま伸ばす効果」の多くは、経験点あたりの効率が悪くなっているか、使用に条件が課せられるのが常となっている。それでもたまにパフォーマンスのいいやつがあって、それらを組み合わせるとこういう行為判定を舐め切ったようなことになる。神代グループのエンブレムとかね。
とはいえ火力も含めた経験点あたりのパフォーマンスを考えるといいところ中の上程度であり、ただ達成値を上げるだけではせいぜい事故回避くらいにしかならないので、常時バフを活かして回避エフェクトと合わせて使うとか、攻撃エフェクトを減らした分の侵蝕率の軽さを活かすなどの工夫が必要となる。⇒ ダブルクロス:ハヌマーン/サラマンダー【必中の弓・攻撃時エフェクト不使用】 - Hide Left Hand
この構築の場合は特殊で、【肉体】で振っても微妙で、かつ【感覚】のダイスを増やすのが現実的でないところから達成値を直接伸ばした方がむしろ都合がよいという代物。相手からのエフェクトによるダイスペナルティこそ受けないが、初期値で振ると1/10という現実的な確率でファンブルするぞ。
比較対象:《巨人の斧》(EA p.29)
バロールのピュアブリードにして《巨人の斧》をLV5で取りつつ《黒の咆哮》(RW p.33)もLV5で取るとかで近しいことができる。比較すると
- こちらは侵蝕率80%未満でも全力で攻撃できる。
- こちらは成長で《クロスバースト》(EA p.109)LV5も取得できる。
- あちらは《巨人の斧》のパフォーマンスがよく、経験点が10浮く。
- あちらは【感覚】の初期値が2あるのでファンブルしにくく、多少回りやすい。
- こちらは【行動値】4、あちらは8。
トータルだと一長一短といったところ。ちなみにサラマンダーの場合どうあがいても単体攻撃にしかならないので、【行動値】の低さはむしろメリットと言えるかもしれない。