敵が強いと聞いて真っ先に思い浮かんだのはピュアブリードの火力だった。複数体攻撃も欲しいな。そうすると行動値も欲しい。そんな期待に応えたのがこの構築。
データ
- レギュレーション:150点(初期作成+20点)
- 使用サプリメント:EA+LM+HR+RW
- ワークス:UGNチルドレンB
- シンドローム:モルフェウス/モルフェウス
- Dロイス:遺産の器(ジャイアントキル)
- 能力:肉体2/感覚5/精神1/社会2(使用経験点10)
- 技能:回避1/射撃2/RC1/調達4/情報UGN1(使用経験点8)
- エフェクト(使用経験点95)
- アイテム(使用経験点35)
- ジャイアントキル HR p.91
- サイドリール HR p.88
- 怨念の呪石 HR p.88
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- コネ等割愛
- 計138点
- 100%時点 判定ダイス13dx7+4 攻撃力7+6d10+1d10+2d10+2d10(期待値67.5) セットアップ侵蝕値3 マイナー侵蝕値3 メジャー侵蝕値2+2+6=10
構築解説
「ジャイアントキル」は《骨の銃》に対抗種相当のダメージボーナスが付いたグッドな遺産だ。ピュアエグザイルで取得することにより本来の15点をケチったうえでさらに20点支払うだけで《死招きの爪》のリミット条件を満たせる*1という脱法めいた使い方が可能なのはその筋で有名だが、普通に使ってもかなり強いと思う。どことなく影が薄いのは上に「必中の弓」が置いてあるせいじゃないかな。
エフェクト1つに加えてデメリットなしの対抗種が付いてくるんだからその時点でカタログスペックは上々。武器が固定され、マイナーで移動できず、侵蝕値が余計に3かかるというのが難点だが、逆に言うとそこが気にならない構築なら違和感なく採用できる。《骨の銃》自体も遠近問わず撃て最低限の射程もあり射撃武器としては優秀な部類。今回はどうせぶっ壊れる武器使うなら《ハンドレッドガンズ》よりいいだろうと判断。
《ストライクモード》ってどうなんです?
ヴィークルが武器になるという超裁定が下されたあの日からものすごく商品価値が落ちた気がしないでもないが、《ギガンティックモード》と違い技能を選ばないので《砂の刃》辺りと組み合わせてRC攻撃に使えばデメリットがない。また《インスタントボム》とも好相性。ただ倍率1d10としてみれば侵蝕値6は妥当なのかもしれないが武器破壊デメリットと割に合ってなくないか?
射撃系のピュアというとどうしてもエンジェルハィロゥでLV5《マスヴィジョン》が脳裏をよぎる*2。比較すると……
- ピュアエンジェルハィロゥだと【感覚】が高いが、【肉体】と【社会】が0になるので能力値に必ず10点が費やされる。
- 《マスヴィジョン》は倍率5。期待値で言えば《ストライクモード》の方が強い。ダイス力に自信があるならこちら。
- 《マスヴィジョン》は侵蝕値4と軽く、武器自壊のデメリットもない。パフォーマンスは圧倒的に上だ。
- 《マスヴィジョン》は100%制限。《ストライクモード》は80%。100%になり損ねても使えるのは利点。
- 《スプリットアタック》が使えるのはモルフェウスの利点。エンジェルハィロゥなら《レーザーファン》か《ワンショットツーキル》?
- 変わった利点としては、モルフェウスなら《不可避の魔弾》を取ってカバーリングを無効にできる。
いうほど別に明確な旨味があるわけではないな。今回は日和って《カスタマイズ》取ってあるけどメジャー起点を《ギガンティックモード》だけにするとかで軽量化を図っても面白いかもしれない。
総論
驚愕の固定値11d10。もはや固定値と呼ぶのすらおこがましい。下手すると命中判定ダイスより多くダメージロールを振る羽目になる。命中達成値と相俟って上振れすると普通に100とか出る。出た。これが微妙な行動値から3体に放たれる。
今回150点構築なのでアイテム周りを雑に盛っているがキーパーツが少なく130点環境でも普通に使えるというか怨念の呪石外すだけでいけるなこれ。いいんじゃないですか。
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