レビュー:Wizard of Legend(Nintendo Switch版)

 とりあえずボスを倒したので記事を書く。やり込み要素あんまりない感じ?


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 Steam、Nintendo SwitchPS4などのプラットフォームで配信されているアクションRPG不思議のダンジョン系、というかいわゆるローグライク系というやつで、主人公それ自体を成長させるのでなく、毎回形の変わるダンジョンでアイテムを拾うことでその周回ごとの強さを得ていくスタイルとなっている。
 Wizardの名のとおり主人公は魔術師であり、アルカナと呼ばれる魔術を使って戦う。ダンジョンにはアルカナ4種類とレリックと呼ばれる特殊な効果を持ったアイテムを持ち込むことができる。これに加えてステータスに補正がかかるローブを選べるのがダンジョン突入前のカスタム要素。あとは道中で自キャラを強化しながら、ひたすら敵を薙ぎ払い続ける。
 アクションの感じはSFCの『ゼルダの伝説』めいた平面2D。魔術師なので懐に潜り込まれたらやられるし、囲まれてもやられるし、クソ狭いマップにスーパーアーマーの敵が出てきてもやばいし……まあなかなかスリリングでストイックな仕様だ。ステップと多種多様なアルカナを駆使してこれを潜り抜けていく。
 周回を重ねるごとに持ち込めるアルカナやアイテムの選択肢は増えていくが、キャラクターそれ自体が強くなるわけではないため、地道にレベルを上げて物理で殴り抜くようなことはできない。鍛え上げるべきは文字通り己の力量(レベル)ということだ。特にボス戦は動きをよく見てその合間にアルカナを叩き込む必要がある。

 始めて2日くらいはマジで途中で投げようかと思ったくらいには難しい。集中し続けるのも結構きついので1日1時間ずつくらいやってちょうど一週間でクリア。ローグライクなので引きに左右される部分もあるが普通のRPGと違って根底は本当にアクションなので己の指との対話を進めていこう。

 値段もそこまでしないので、ストイックなアクションを求める方にはそこそこお勧めできるゲームである。