《ヴァリアブルウェポン》。誰しもロマンを求めて一度は手にしてしまう魅惑のエフェクト。最大LVが1なのにLV個の武器を扱えるとはこれいかに？つまりレベルを上げればそれだけ多くの武器が扱えるのだ。
今でこそかなりネタ感のある代物になってしまったが、エフェクトアーカイブによってエラッタされるまでは《マルチウェポン》と共にそれぞれLV1ずつで取得できるという手軽さから純粋な火力向上を目的として使われることも多かった。リプレイにおいてもそれは見られ、『デザイア』の九鬼や『クロニクル』のアリサ・トツカなどは武器のチョイスも含めかなり戦略的に運用されている。変わったところで言うとパブリックエネミー収録のパーソナリティであるヨシュア・バダイユなどは明らかに「四刀流」を意識したデザインとなっている。
しかし現在ではリミットエフェクトとなり、元となる《マルチウェポン》のレベルも5と高い。クロスブリードで普通に取得するだけでも合計50の経験点が必要とあって迂闊に手が出せない*1。そして使用できる武器の数が増えるということはそれだけ強力な武器を常備化する必要がある。弱い武器を寄せ集めていざn刀流！しても合計攻撃力が20とかでは意味がないのだ。いい武器はもちろん高いのでさらに経験点が必要となる。いったいどうすればよいのか。
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そのひとつの回答として作ってみたのがコレ。細かいビルドは省略。
ワークス：ボディガード（UGNイリーガル）
シンドローム：ブラックドッグ/ハヌマーン/ノイマン
Dロイス：実験体（【肉体】に3、【社会】に1割り振り）
能力値：7/2/2/2
技能：白兵6 調達2
エフェクト：
LV4 ハードワイヤード
LV2 コンセントレイト：ノイマン
LV4 マルチウェポン
LV1 ヴァリアブルウェポン 他
アイテム：
アームブレード×4
ドロップアウト
最強の一振り 他
武器一種による攻撃のダメージに5点加算する「最強の一振り」が複数使用の全てに適用されると公式のFAQに書いてあったので作ってみたシリーズ《ハードワイヤード》版。元々ブラックドッグとノイマンの相性はよく、『デザイア』の九鬼もこの組み合わせだったが、エラッタ後ではそれだけだと火力不足なので色々と調整してみた。《セキュリティカット》や《電子使い》と相性のよい【精神】型《コントロールソート》軸でもよかったが、技能変換を挟みたくなかったのと《マルチウェポン》のLV5に割り振る経験点をケチる目的でトライブリードに。ハヌマーンにしたのは《獅子奮迅》を視野に入れるため。あとは能力値か。Dロイスは火力重視にするか「破壊者」のような小回りが利くものにするかかなり悩んだが、これ以上火力を上げても仕方がなく、また能力値に不安があったので「実験体」に。
《ハードワイヤード》で「アームブレード」を4本持ってきて「最強の一振り」で強化すると一振りの攻撃力が14点。三刀流で42、100%超えの四刀流で56点は固定値として悪くない。都合30+15=45点の経験点で攻撃力56点分の武器を持ってきているのでパフォーマンスとしてはぼちぼちか*2 *3。リミットエフェクトの強みとしてミドルからかなり火力が出るのがうれしい。基本コンボで8点増えてしまうため今後横にエフェクトを増やしづらい難点こそあるものの、逆に言えば8点だけで常に42〜56点の火力が出ると考えると長く戦うにはいいビルドなのかもしれない。トライブリードかつ各エフェクトへの割り振りが最大値に近い状態なので、これより上に成長させるとすればアイテム周りなど侵蝕率に負担のかからない部分をテコ入れしていくことになるだろう。
実際の運用時は150点ビルドだったが「春日プラン」やら「デリバリー」やら余計に取得して【行動値】に若干振ってあったためであり、またUGNイリーガルであるところを無理して「最強の一振り」を取得すべく「ドロップアウト」を間に噛んであるので、それらを一切考慮しなければ130点ビルドも十分可能である*4。問題はマスターエージェント専用エンブレムが必要なので卓を選ぶくらいか。
*1:元々リミットエフェクトのデザイン自体がキャラメイクの段階で取得できるようなものではないのだが。
*2:経験点あたりの火力で考えると、エフェクトにしてもアイテムにしてもだいたい1点につき攻撃力1を超えれば燃費がよい部類に入る。
*3:なお、この比率は攻撃力が高くなればなるほどシビアになる。また、今回のビルドでは武器の取得に加えて《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》の分も加味しなければならないため、総合すると経験点あたりの火力はイマイチである。その分燃費はまずまずなのだが。
*4:ハードワイヤードで30、コンセントレイトで20、マルチウェポンで30、ヴァリアブルウェポンで15、最強の一振りで15、これで110。あとは技能かそこらに振れる。
