《ラストアクション》について

強いけどルーリングが若干アレで実用性が怪しいシリーズ。
あまりにアレなので個別記事にしました。

前提:戦闘不能について

  • 戦闘不能はキャラクターのHPが0以下になり、戦闘が継続できなくなった状態を表わす。戦闘不能になったら、戦闘不能が回復されるまで一切の判定、およびアクションが行なえない。戦闘不能中のPCのHPは0とする。(R1 p.228)
  • メジャーアクションやマイナーアクションはもとより、オートアクションも行えない。「タイミング:常時」以外のエフェクトも使用できない。(R1 p.247)

このルールを厳密に適用すると《ラストアクション》はおろか《リザレクト》をはじめとするあらゆる蘇生系エフェクトが使用できない自己矛盾に陥るわけだが。まあ「戦闘不能になった瞬間」とか「時」とか書いてあるエフェクトは、その一瞬だけ戦闘不能の影響を受けないというマスタールールがあるのであろう。

テキストから読み取れる情報(抜粋)

  • あなたが戦闘不能になった瞬間に使用できる。あなたはメインプロセスを行う。
  • このメインプロセスが終了するまで、戦闘不能の効果は適用されない。

ここから、戦闘不能になる前でなく、戦闘不能状態でメインプロセスを行うエフェクトであることがわかる。

公式FAQによる追加情報

Q:《ラストアクション》によるメインプロセスの間に、この《ラストアクション》の使用したキャラクターの戦闘不能やHPを回復することはできますか。
A:HPを回復することは可能ですが、《ラストアクション》によるメインプロセスの間、《ラストアクション》の使用したキャラクターは戦闘不能は適用されていないため、戦闘不能を回復できません。また、HPを回復しても、《ラストアクション》によるメインプロセスの終了時に戦闘不能が適用され、HPも0となります。

Q:《ブラッドバーン》を使用したメインプロセスで、《ラストアクション》を使用された場合、《ブラッドバーン》によってHPを失うのは《ラストアクション》によるメインプロセスの終了時ですか?
A:いいえ。《ラストアクション》によるメインプロセスではなく、《ブラッドバーン》を使用したキャラクターのメインプロセスが終了した際に、HPを失ってください。

《渇きの主》とかで回復すれば戦闘不能も無効になるのでは?的な話もあったが、そうもいかないらしい。「戦闘不能中のHPは0とする」とあるため「HPは回復できない」という処理なのかと思いきや、回復自体はできるが、戦闘不能にはなるという裁定。よくわからんが、悪いことができないということだけはわかる。
それと下のQAにより「攻撃側のメインプロセス中に被攻撃側がメインプロセスを行っている」ということも読み取れる。これがどういうことかというと、例えば侵蝕率96の状態で《コンセントレイト:サラマンダー》と《炎の刃》で攻撃して相手のHPを0にし、相手が《ラストアクション》を使用して反撃してきた場合、まだメジャーアクションでの侵蝕率が上がる処理よりも前なので、《ラストアクション》から派生したメインプロセスによる攻撃で戦闘不能になっても《リザレクト》が使用できるのだ。この理屈は《復讐の刃》とか《暗黒螺旋》でやられた場合でも応用できるので覚えておいたほうがよい。

タイタスと併用できるか?

A.できる。何故ならリプレイで併用しているから。

九鬼:で、俺は当然HPが0になるわけだが――《ラストアクション》を宣言!(中略)で、戦闘不能になる前に竜馬のロイスをタイタスにして即昇華、起き上がる。
(『ダブルクロス the 3rd Edition リプレイ・デザイア』5巻 p.153-154)

実運用の上では併用できないとさっぱり使い物にならないという話は別にして、これ、正直どうして併用できるのかの合理的な説明ができる気がしない。戦闘不能の処理が遅延して訪れるのだろうか。「効果は適用されない」ってそういうこと?なおゲームデザイナーである矢野俊作氏が同卓している状況で使用されているので、少なくともデザイナーの中では併用できるものであるということを付け加えておく。
蘇生系エフェクトや「深海都市の夢」状況下の《リザレクト》と併用できるかは(確認していないので)不明である。タイタスがいけるならいけるでいいんじゃないかな。

カットインしたメインプロセス中の《ウルトラボンバー》や自傷系エフェクトの挙動はどうなるのか

  • 《雷鳴の申し子》……メインプロセスの終了時にあなたはHPが0となる。
  • 《ウルトラボンバー》……メインプロセスの終了時に、あなたのHPは0となる。

元々HP0の状態で使用するんだから、0になる効果で改めて戦闘不能が発生するとも思えないので、二重に死ぬことはない、としてよいのでは。デメリットを踏み倒せるぞ、やったな!

  • 《電光石火》……(メインプロセス終了後)1D点のHPを失う。

これも同様、HP0でも「失う」効果は適用できるので、二重に死ぬことはない。逆にHPを“消費する”効果の《ブラッドバーン》などは使用すること自体ができない。
メジャーアクションでHPを消費する/失うエフェクトの効果がいつ適用されるか、失うと消費の違いが何なのかは、『エフェクトアーカイブ』のp.13に記載されている。こんなんFAQか基本ルールブックに書いておいてくれよ。

これにさらに《復讐の刃》とかが絡むとぐちゃぐちゃになる気がするんだけど?

私もそう思う。メインプロセスをいくつ重ねるつもりなんだ。


この記事は今後も追記されていく気がします。

ダブルクロスのアレなルールまとめ(非公式FAQ)

更新

はじめに

ここではダブルクロスの、曖昧だったり、明示されていなかったり、個人によって解釈が違ったりするルールをまとめます。
随時追加・更新。コメントも絶賛募集。

  • ※前提:この記事では「公式の書籍、ホームページ掲載のエラッタ、FAQ」と「一般的かつ論理的な文章」をもとに回答を導き出します。感覚的に納得できない部分がある人もいるかもしれませんが、根拠ありきなのでご了承ください。あと普通に答えが出ない問題もあります。また、読み落としにより間違っている場合がありますので、その場合は当該箇所とともに指摘いただけると幸いです。
  • ※今後追記予定:装甲と直接ダメージ、《復讐の刃》は「エフェクトを組み合わせた攻撃」か否か、アイテムの複数取得、従者とDロイスアイテム、《完全獣化》の挙動、《ラストアクション》の挙動、侵蝕率はいつ増えるか、侵蝕率によるエフェクトLVの補正

Aオーヴァードは《ハンドレッドガンズ》のようなエフェクトで作成した武器を使用できる?

A.使用できない。

Aオーヴァードは、基本的にP292から掲載されるカオスガーデン専用アイテムしか使うことができない。(p.270)
常備化、取得するアイテムが基本ステージのものかどうかの判断は、GMが行うこと。(p.291《アイテムユーザー》解説)

 アイテムの使用制限に関する文章がほぼこれしかない。ので、カオスガーデンに掲載されているアイテムしか使用できないはずである。経験点を2点支払って《アイテムユーザー》を取ればいいだけの話なので、大した問題ではない。
 ちなみにルールブック付属のリプレイでは《ハンドレッドガンズ》を使うPCが登場するが、取得エフェクトを全て確認できないので可能ともなんとも言えない。《アイテムユーザー》を取っているのかもしれない。
 なおサンプルキャラクター④「放浪の鼠」が持っている「日本刀」は素手の誤植であるとのエラッタが出ている。どういう誤植だ。

「コネ:UGN幹部」と「情報収集チーム」は同時に使用できる?

A.使用できない。

 私も長いこと勘違いしていたが、できない。まあコネなんだし複数使えるのはフレーバー的にもおかしいので妥当ではある。
 上級p.31にコネに関する記載がある。公式FAQにも載せてくれ。

まずコネクションの使用はオートアクションとなる。タイミングは該当する<情報:>技能判定の直前。
ただし、一回の判定に使用できるコネクションはひとつのみとする。

 回につき1つということは漠然と憶えていたものの、「コネ:UGN幹部」のようなテキストだと常時効果であって「使用」ではないから大丈夫なんじゃないかとか考えていた。ダメですね。
 またインフィニティコードで追加された「UGN諜報部」のような振り直し系はタイミングが違うからいけるんじゃないのという気持ちもあったが、こちらはFAQで否定されている。

Q:「コネ:警察幹部」を使用した判定に、「コネ:警察OB」を使用して振り直すことはできますか?
A:できません。

同一セットアッププロセス中に、アイテムとエフェクトをそれぞれ使用できる?

A.可能。詳しくは解説記事へ。>エフェクトの組み合わせとプロセス

ヒューマンリレーション収録の「発明品」、取得できる数が書いてないんだけど?

A.普通に誤植だと思います。

(略)を、常備化ポイントを消費せずに常備化できる。(略)
p.116より抜粋

これには去年の夏の時点で気づいていて、公式のお問い合わせフォームからメールもしたけど、特に反映されていません。

申し子専用エフェクト《リミットブレイク》は自動成功のエフェクトに組み合わせられるか?

A.組み合わせることができないただし、判定の発生するエフェクトを噛ませれば可能

「自動成功」とは「判定」なのかどうかという点がポイント。仮に自動成功エフェクトでは判定判定が発生しないということであれば、組み合わせることはできないとするのが妥当であろう。R1のp.95に「判定は必要ない。宣言のみで効果を発揮する」とあるが、必要ないということは判定することもできる、と受け取るのは言葉遊びの領域であり、根拠として弱い。
ルールブックに自動成功に関する記述がほぼないのでいかんともしがたいと思っていたが、公式FAQの《全知の欠片》の項目に答えが記されていた。

Q:《全知の欠片》で、《極大消滅波》《黒星粉砕》のように、命中判定が存在しないエフェクトにドッジが行なえますか?
A:「難易度:自動成功」のエフェクトに対して、《全知の欠片》は使用できないものとします。

なんか微妙に噛み合っていない問答だが、ここから「難易度:自動成功」のエフェクトには判定が存在しないことが分かる。判定に組み合わせる必要のある《全知の欠片》がそもそも使用できないということは、判定が発生していないわけであるから、同様に判定と組み合わせる必要がある《リミットブレイク》も「難易度:自動成功」のエフェクトと組み合わせるのは不可能。

なお「難易度:自動成功」のエフェクトとそれ以外のエフェクトを組み合わせた場合、難易度はより難しい方に統一されるとある(R1 p.254)ため、《さらなる力》や攻撃系のRCエフェクトを組み合わせれば使用可能である。特に《さらなる力》は噛み合うから悪くないのでは?

レネゲイドウォー収録のDロイス専用アイテムはステージ専用か?

A.ステージ専用ではない(2018.09.23修正)。

Dロイスやアイテムにはステージ専用のものと基本ステージでも使用できるものがある。ステージ専用のデータはデータ内にその旨を記している。
p.10 ステージ専用データ2行目

基本ステージでも使用できるものがあると明言されている。Dロイスはすべてステージ専用の記載があり、アイテムのうち通常アイテムとユニークアイテムにも同様の記載があるが、秘密兵器専用アイテムと遺産継承者専用アイテムにはその記載がないので、通常ステージでも使用できると判断できる。

ソロモン誘拐事件・逃走編EX-4の攻略・周回(ジズ・アモン・アガリアレプト)

ガリアレプトがちゃっかり裏切って次のイベントで役に立つのってよくできてますね。

概要

 サタニックリブラ刑務所とかいう2人しか使ってないタグはなんなんだ。この場合刑務所に入っているのはエネミーでなく周回を強要されるソロモンの側である。
 画像ではアガリアレプトがヘルカイトを持っているが、のちに水獣ソーサラーに切り替えた。

twitterで検索して出てきた構築を参考にしました。

構築解説

アモンヘルカイト

  • メインアタッカー。アモンの奥義で前衛2体を仕留めることに特化している。星6ならサキュバス/インキュバスより素早いので、初ターンであれば2巡目が来る前に、2ターン目以降は相手が動く前に奥義を撃てるのが非常に大きい。この点アスモデウスには真似のできない芸当である。
  • プロメテウスでも代用できないかと考えたものの倍率が全然違った。列攻撃自体は悪くないが、とにかくサキュバスを高速で仕留めないと話にならないのでアモンに軍配。
  • ヘルカイトは撃ちもらしたインキュバスや後衛の使い魔を焼き払うために入れている。ジズともシナジー。また特性のダメージ軽減が地味に重要で、Lv70まで上げてもインキュバスのスキルで(推定)確一だったアモンが一発耐えた。乱数かもしれないがアモンが落ちると普通にリタイアなので耐久大事。Lvは最大で運用している。
  • 参考にしたパーティーではヴァジュラを装備していた。耐久が上がり、かつ2巡目以降の覚醒にも貢献するため好みで使い分けるとよいだろう。最大強化ヴァジュラでインキュバスのスキルを耐えられるかは試していない。

ジズキャスパリーグ

  • いけっジズ!かぜおこし!スキルフォトン1つで突風を起こせる。アモンより早くてスキルと奥義を同時に使う場合でも噛み合う。イベント効果で勝手に覚醒が溜まるのでたまにBF-終焉のモンスーンを特殊召喚する。後衛の使い魔を蹴散らすときとかに役立つ。
  • とにかく相手を早く倒すことに傾注するためキャスパリーグを使う場面はあまりない。ボティスのフォローに使うことがたまにあるかくらい。保険として入れてあるが、別のバフ系オーブでもいい。
  • 例によってバロンニャー持ってるならそっちでいいと思う。特性が発動して何かしら耐えるという可能性もなくはないが……。

アガリアレプト水獣ソーサラー

  • 裏切って早々イベント攻略に役立つ配布メギド。とにかく奥義を早く撃ちたいときにすぐ名前が挙がってくる。
  • 実際マスエフェクトにより開幕覚醒さえしてくれれば仕事は終わりで、後はすることがない。素の素早さでジズがアモンを上回っていれば落とされても何ら問題はない。画像でもアガリアレプトだけ星5.5のままになっている。とはいえ敵の通常攻撃が結構きついので、タゲ散らしとして突っ立っててもらう分にはもちろん育っていた方がいい。
  • 画像は試行錯誤していた頃なので耐久と追撃のためにヘルカイトを持たせているが、アモンを高速回転させた方がいいと気づいたので水獣ソーサラーに持ち替えた。レッドウィングとか、もし持っていればボーパルバニーとかでもいいかもしれない。

ボティスホーリーフェイク

  • 耐える方の女。一撃一撃が非常に重いのでガープでなくボティス。カミハカリと噛み合わないのはご愛嬌。後述するが、とにかくスキルフォトンをヘイトピック*1しないといけない状況にあって複数個スキルフォトンを積む意味があるブロッカーというのが偉い。
  • 前衛を倒した後は覚醒スキルで後衛を薙ぎ払うなどの活躍もしてくれる。
  • ホーリーフェイクは保険。そんなに使用機会は多くない。ゴルゴンにしてアモンの覚醒を促すというのもアリか。

フォラスカミハカリ

  • インチキコンビ。参考にしたPTだとここはナベリウスエクスプローラーでした。
  • 最速のカミハカリがとにかく安定攻略に貢献する他、アモンを強化する、アモンの奥義を全体化する、最悪の場合は自身にバフをかけて全体にインドアハンマーを叩き込むなど八面六臂の活躍を見せる。天秤には天秤をぶつけるんだよ!
  • 難点として、男性かつスナイパーなのでサキュバスに非常に弱い。アタック1回ならなんとか耐えられるが2度目はない。頼みの綱のカミハカリも多段ヒットする奥義の前には無力*2

攻略解説

 基本的に上の概要に書いたとおりのことをすればよいのだが、念頭に置かなければならない最重要事項としてサキュバスに1巡目でスキルを使われるとものすごくきつい。アモンの奥義を撃てば落とせるが、それはきちんと命中した場合の話であり、そればかり考えていると無敵が付いたサキュバスの服の裾を焦がすだけになってしまう。しかもフォラスが持っているフォトンを奪っていくので最悪の場合無敵を剥がしたあとにまた無敵が付く。
 よって考えなければならないことは主に以下の4つ。

  • 可能な限りスキルフォトンを相手に回さないようにする。
  • 万が一サキュバスにわたってしまった場合、アモンが奥義を撃つ前になんとかして無敵を剥がす。
  • サキュバスを真っ先に落とすのは必須事項だが、無理に1ターン目に奥義を撃たなくてもアモンを覚醒させるまで行ければそれでよい。次のターンでジズの突風から奥義を叩き込めば倒せる。
  • オーブは奪われないので、フォラスがスキルを先に使うべきかカミハカリを先に使うべきかを状況からうまく判断する。

まとめ

 twitterで検索したら他にも全体化したアスモデウスで全部焼き払うとか、パイモンアスタロトアンドレアルフス辺りを使ったラッシュ系のPTでの攻略なども散見された。自分の手持ちと相談して決めたらいいと思う。
 君だけの構築でサタニックリブラを集めよう!

*1:別に必要ではないフォトンを、相手に取られたくないというだけの理由で取ること。

*2:と言いつつ、HP最大かつカミハカリがかかっていれば奥義1回くらいなら耐えられたような気もする。

ユフィール・プロメテウス・システム

こいつはテルミナスメギドのプロメテウス。ヴィータの間で伝説的な存在となっているメギドさ。

概要

アタックフォトン1枚でループする。
プロメテウスはアンドロマリウス、クロケルはブエル又はヴィネで代用できるが、ここでは前者の方が理想的であると仮定して話を進める。

前提条件

  • 必要パーツは3枚。
  • クロケルがユフィールより先に動く必要がある。同レベルならクロケルの方が早いので問題なし。
  • ユフィールの覚醒スキルをプロメテウスに撃ち続ける都合上、ターゲットをプロメテウスから外すことができない。よって前列に壁を置く構成の場合、バフや回復を届かせることが困難である。例としてはクロケルの奥義、ウァラクサレオスのスキル、ジズの覚醒スキル、バロンニャーなどがある。

仕様

  • ループの過程でプロメテウス奥義による攻撃が可能(他にクロックを用意する必要がない)。
  • ループの過程で他のメギドにもスキルフォトンが配られる。カバーリング持ちを前列に置いておくと延々カバーしてくれる。
  • ループの過程で後列(ヴィネの場合は全体)の覚醒がどんどん溜まっていく。クロケル自身にも溜まるため、覚醒してしまうとループが成り立たなくなるので、どこかで奥義を使いガス抜きをしてやる必要がある。クロケルの奥義には回復も付いているので一石二鳥。
    • ヴィネだと延々と覚醒スキルを撃ち続ければいい。ブエルだと倍速で覚醒が溜まる上にゲージが短いのでガス抜きがちょっと大変。
  • 察しのいい方なら既にお気づきかと思われるが、アンドロマリウス/フォラス/マルバスを使うタイプのスキルフォトンループと違い、防御アップや回復といった延命要素が含まれていない。むしろアタックフォトン1枚から繰り出されるプロメテウスの奥義をひたすら撃つ火力タイプのコンボである。

アレンジ

  • 同イベントで登場しているだけあってジズとの相性は抜群。覚醒スキルでの回復、スキルでの突風からプロメテウス奥義はいずれも強力。
  • アガレスをリーダーにすると、全体が感電無効になるほかプロメテウスの奥義が貫通になる。
  • フォラスを噛ませると覚醒スキルを延々と使用できる。もともと全体対象の効果ばかりなので利点は薄く、最も全体化したいユフィールの覚醒スキルは何故か全体化しない仕様*2となっているのでピンとこないが、プロメテウス奥義が全体化する、ユフィールやクロケルのスキルが前列にも届く、などの利点がある。
  • ニバスを入れると覚醒スキルの内容次第でプロメテウスにアタックフォトンを供給し続けることができる。かもしれない。
  • バフォメットはターゲットをプロメテウスに入れようが入れまいが関係なく「自身」の点穴と覚醒を上げ続けるので、クロケルの覚醒ブーストとあわせて点穴40くらいの奥義をガンガン撃てる。

考察

  • パーツが全部スナイパーなので、ファイター相手だとこちらもファイターワントップで凌ぐのが基本と思われるが、バーストのファイターだと耐久寄りの効果持ちがそれこそサレオスくらいであり、ガープあたりを適当に引っ張ってきたほうが強いかもしれない。それかいっそ全員スナイパーにして硬そうなやつにオートブロッカーを持たせるか。
    • 実際対ケラヴノスを想定して組んだPTであるにも関わらず、強化解除と全体攻撃をあまりに連打してくるため前衛ガードにかなり疑問があった。通常攻撃をしのげるだけでも優秀なので、しっかり回復できればガープを棒立ちさせておくのも十分強いのだが……。
  • フォラスみたいに「全体化が切れたら1から組み直し」とかではなく、多少事故ってもまたユフィールかプロメテウスの覚醒を溜め直せばすぐに再始動できる手軽さが売り。攻撃より守りが大事と思ったらプロメテウスを放置して前列にユフィールのスキルを使うなど多少の融通は利く。
  • 色々書いたがバフォメットやニバスの辺りはエアプなので全く使い物にならない可能性がある。他は一応試した。ヴィネは持ってない。
  • たぶんこのコンボ自体は既出だと思うが、メギドはこういう感じで思考を垂れ流して情報共有するのが楽しいコンテンツだと思うので、放流する。

*1:と見せかけて、ユフィールが勝手に早くなってしまうので配置に気を配る必要がある

*2:これなんなんですかね?同じ対象テキストのプロメテウス覚醒スキルは全体化するのに

Starbound

 Steamで配信しているゲーム。有料。定価で1,480円。
 ジャンルはサンドボックス・惑星探索・クラフティングの2Dアクション。ドット絵。資材を集め、武器や防具を装備し、宇宙を探索して古代の遺産を見つけるのが目的。ブロックの仕様がMinecraft式で、イベントマップ等の例外を除いて「壊せない壁がない」。思うままに惑星の地表や地下を攻略できるのがとても楽しい。
 なお、最初からハードコアでやると普通に死んでロストして大いにやる気をなくす可能性が高いので、最初は普通(死んでもアイテムをばらまくことはないが、所持金が減るペナルティはある)にしておくことをお勧めする。

いいところ

  • 軽い。ドット絵の2Dなので要求スペックが低い。気がする。
  • 自由度は高いが、メインのシナリオは用意されており、手持無沙汰になりづらい。
  • クラフトもそうだが、アクション要素のテンポ感がよく、攻略が楽しい。
  • 宇宙探索というテーマ性に噛み合った攻略要素がいい。また、全体的にライトなつくりになっており、プレイスタイルにもよるが、延々と鉱石採掘を要求されるシーンなどは基本的になく、成長という点ではわりとストレスフリーであると思う。

ちょっとどうだろうと思ったところ

 ゲーム内容というより、UIまわりやサポート面で不便を感じることが多い。

  • ゲームパッドに対応していない。キーの設定をいじればものによってはできるかもしれないが。
  • 公式の日本語パッチが存在しない。非公式のMODもあるにはあるが完璧ではない。
  • 日本語の攻略記事も「これ!」というものがない。
  • shift押しながらインベントリ内のアイテムをクリックするとチェストに飛ぶとか、Ctrlキーで視点移動できるとか、宇宙船のモニター画面では右クリックで移動できるとか、そういう細かい操作を説明してくれる場面がない。あとインベントリの窓のUIも若干ぬるい。

 だいたいこんな感じ。
 似たようなゲームは前身に当たる「terraria」をはじめsteamには多くあるが、その中でも差別化を図れていてなかなかいい方なんじゃないかと思います。他のやつプレイしたことないけど。